1185年、壇ノ浦の戦いに敗れた平家一門が落ち延び、住んだとされる九州の秘境。急峻で深い緑に包まれた山々では、焼畑農耕が行われ、ソバやヒエ、アワなどの収穫に感謝して生きてきた。巨木や木造建築など、随所に国・県指定の天然記念物が点在する。平家の追討を命じられた源氏の大将「那須大八郎」と平清盛の孫といわれる「鶴富姫」との密かな逢瀬を唄った、ひえつき節の発祥の地としても知られている。暮らしの中には今なお、栄華を誇っていた京の都の面影が残っており、お国言葉の中には源平時代から連綿と続く系譜が息づいている。
物産館 | |
椎葉村物産センター 「平家本陣」 |
0982-67-3139 |
八菜館 | 0982-68-7583 |
博物館 | |
椎葉民俗芸能博物館 | 0982-68-7033 |
旅荘 陣屋の里 | 0982-67-2836 |
旅館 奥日向 | 0982-67-2454 |
二鶴旅館 | 0982-67-2064 |
都旅館 | 0982-67-2022 |
旅館 鶴富屋敷 | 0982-67-2320 |
森の宿 三越 | 0982-67-2063 |
民宿 鈴懸 | 0982-67-2166 |
民宿 ひえつき荘 | 0982-67-2125 |
旅館 那須 | 0982-67-2307 |
民宿 又一 | 0982-67-5621 |
民宿 紅葉屋 | 0982-67-5633 |
民宿 清流 | 0982-67-5628 |
中竹旅館 | 0983-38-1112 |
民宿 梅北 | 0983-38-1106 |
民宿 城 | 0982-67-5952 |
岩富旅館 | 0982-67-5956 |
民宿 おまえ | 0982-67-5959 |
ドライブイン平家 | 0982-67-5657 |
民宿 焼畑 | 0982-67-5516 |
森の民宿 龍神館 | 0982-67-2261 |
富どの亭 | 0982-67-5311 |
民宿 上村 | 0982-67-2870 |
民宿 丹野 | 0982-67-2193 |
民宿 山柿の瀬 | 0982-67-2901 |
季節のみどころ 動画紹介
国道327号沿いの河畔に佇む物産センター。菜豆腐や鶴富味噌などの特産品が並び、レストランでは耳川の源流を眺めながら椎葉の味が堪能できる。貴重な椎葉産そばを使用した「椎葉そば定食」がおすすめ。
この地に逃れた平清盛の末裔「鶴富姫」が暮らしたと云われる椎葉の伝統的な屋敷。平家の落人を追討にきた那須大八郎との悲恋の舞台ともなった。推定建築年数約300年の国指定重要文化財。
平清盛が創建した安芸の宮島に鎮座する厳島神社。そのご祭神を勧請し建立。平家落人の追討に椎葉の地へ赴いた那須大八郎は、山中で質素に暮らす平家の落人たちを深く憐れみ、この社を祀ったという。
平家追討のため椎葉に入った那須大八郎が、手植えしたと伝えられる樹齢800年の大杉。19mある幹周りは国内で4番目、54.4mある樹高は国内でも2番目を誇る。大久保のヒノキは大久保集落にあり、樹幹に無数の支幹が絡みつくようにそびえている様は壮観である。どちらも国指定天然記念物。
椎葉村に伝承されてきた儀礼や慣習、暮らしの中から生まれた民俗文化を広く紹介。平家伝説や神楽、年中行事や民具・祭礼具などが、写真と共にわかりやすく展示されている。
急峻な山の斜面に広がる数多の棚田が織りなす絶景ポイント。四季折々の“顔”が見られ、春から夏にかけては無数に広がる山桜や新緑深き雄大な様、秋には黄金色に輝く稲穂がなんとも言い難い雰囲気を醸し出し、朝方には雲海が一面を覆い隠してしまうことから(見え隠れする様を喩え)「仙人の(住む)棚田」と称されている。また、樹齢推定800年以上とされる「大いちょう」の巨木も存在しており、それらを対岸から一望できるように「大いちょう展望台」をロクロ地区に設置して、誰もが気兼ねなく“絶景”を楽しんでいただけるような場所となっている。この地を訪れたら、是非一度は立ち寄ってみるべき観光地のひとつである。
かつて修験者が修道場として祀ったと云われている洞窟。かなり昔から存在していたが、なじみはなく長い期間人が入っていなかったものを、改めて“探訪”できる形で整備した観光パワースポットのひとつ。外観は荒々しくほとんど手の入っていない状態が伺え、中に入るとひんやりと心地の良い吹き抜け風が身体を包み込む。上部には鍾乳が見られ、洞窟が出来てからの長い月日を物語っている。この洞窟は上下2ヶ所に存在しており、下方を「岩戸(いわど)」、上方のものを「土岩戸(つちいわど)」と呼んでいる。特に、土岩戸の方は人間が100人以上入ってしまう程の大きさがあり、中から外を望むと、光が洞窟に差し込む絵が“ハート”の形を成すことから恋愛祈願をも摸しているとも云われている。
平成16~17年に発生した大規模な台風災害により土砂崩れのあった場所を再整備し、さくらの植栽を行っている場所。博物館前の遊歩道を抜けてさくらの森遊歩道に入り、そのまま日向椎葉湖(上椎葉ダム)が一望できる女神像公園まで続くコースがよく利用されている。遊歩道中腹には休憩所があり、上椎葉の下町を望むことができる。また、入口付近にはホタルを育成している溜池があり、シーズンには辺り一面に数多の緑光が広がる様を見ることが出来る。
平成22年度に完成した「しいば土俵」は博物館4Fの外に位置し、しいば土俵運営委員会が管理運営を行っている。本村在住の綾部正哉氏とゆかりのあった貴乃花部屋の花田景子女将よりご協力をいただき、平成23年度より毎年8月を目処に“プロアマ相撲合宿”イベントを開催している。県内外から多数の学校が参加し、本場さながらのぶつかり稽古や交流戦を間近で観戦したり、力士達とふれ合うことができ多くの人で賑わいをみせる。また、無料で振る舞われる“ちゃんこ鍋”は力士達が普段食べているものと変わらない味付けで作られており、ファンにはたまらない一品となっている。
日本民俗学の創始者として知られる柳田國男は、明治41年7月に椎葉村へと入り当時の椎葉村長中瀬淳氏宅に滞在し狩猟習俗に係る全容を口又は筆により聞き取り書物に著した。のちに「後狩詞記(のちのかりことばのき)」(明治42年著)として自費出版された書物が日本民俗学について記した最初の出版物とされているところである。今もなお柳田國男が滞在した屋敷はそのままの形で残っており、付近には当時の来訪を記念した石碑が建てられている。また、博物館内には当時中瀬氏と手紙のやりとりを行った際の文書が飾られている。
■CAP(概数):(講堂)400名、(農技室)60名、(和室)40名、(視聴覚室)40名、(生改室)80名
■利用料金:(※ 9~13時、13~17時、17~21時の各時間帯毎、冷暖房別途1,000円/日)(講堂)2,500円、(農技室)1,000円、(和室)1,000円、(視聴覚室)300円、(生活改善室)1,000円
■特徴:二階建ての会場で上椎葉中心区に位置し、駐車場も20~30台程度有り。役場庁舎と隣接しており、利便性の高い施設である。講堂はイベント業務等にも利用でき、多目的なホールとして活用できる。
■CAP(概数):50~80名(1F和室:集会室)
■利用料金:8時30分~21時まで260円/1時間、冷暖房利用時は基本料金50%増
■特徴:二階建ての会場で上椎葉中心区に位置し、役場庁舎正面の眼前にある。利用形態は様々で、集会やイベント控室、打ち上げ、葬祭などにも利用される。主に1Fの和室が利用されており、宿泊施設としても利用可能である。最近では、土台壁面部に陶板焼で作成された壁画が目玉となっている。
■CAP:15人~20人(1室毎、3室有)
利用料金:9~17時/1,000円/1時間、17~22時/1,500円/1時間
特徴:椎葉村の十根川保存地区民家公開施設であり、古民家宿泊施設としても利用されている。また、体験ツアーや農家民泊など様々な用途に応じて活用できる施設である。
日本初のアーチ式ダム建設当初、椎葉村は“銀座”と称されるほどの活気があり、中心街には映画館や娯楽店舗が溢れていて、とても賑やかな町並みであった。その頃の活気を今に映すべく、街の商店及び旅館民宿飲食店舗の協力を得て露天商や野外イベント等を5月のGWに実施している。
椎葉村の尾向地区にある秘められた二つの洞窟を散策するトレッキングプログラム。現地のガイド付きで周辺の植物や椎葉の暮らしまで幅広い話を聞くことが出来る。
■開催人数:定員10名(最小催行人数5人)
■料金:3,000円
■予約方法:下記連絡先へ電話にて直接予約
菜豆腐
中に野菜が入っている珍しい豆腐で、季節によって内容も変わる椎葉ならではの商品。
販売場所:椎葉村物産センター「平家本陣」、八菜館しいば店
椎葉そば粉
世界農業遺産にも認定された焼畑を始めとする椎葉で作られるそばは品種改良などされておらず風味が良く、粘りが強くて、麺で打つととてもコシがある。年間の収穫量が少ないため村外に出回ることはほとんどない貴重な品。
販売場所:椎葉村物産センター「平家本陣」
椎葉の秘蜜
椎葉村ではニホンミツバチの養蜂は昔から行われており、住民にとってミツバチの存在は身近なものになっている。希少種ニホンミツバチの伝統的な養蜂技術で採取された地蜜は「百花蜜」と呼ばれ、幻の蜂蜜として重宝されている。
販売場所:椎葉村物産センター「平家本陣」
椎茸と山椒の佃煮
椎葉村特産の椎茸に山椒の実と葉を加えた佃煮。山椒の香りが良くつまみにもお勧め。
販売場所:椎葉村物産センター「平家本陣」
焼きえのはのかんろ煮
椎葉村ではヤマメのことを“えのは”と呼んでいる。炭火で長時間焼いた後、柔らかさと味の深みを出すために独自の製法で味付けをしてじっくり煮込んで出来た一品。
販売場所:椎葉村物産センター「平家本陣」
つゆ一番
椎葉村産の干し椎茸をたっぷり使用したつゆ。麺つゆや隠し味、浅漬けの素にも使用できる。
販売場所:椎葉村物産センター「平家本陣」
ひえつき浪まん
白あんに椎葉村産の干し柿が入った焼きまんじゅう。また、秋には期間限定で小豆あんに栗が入ったものも登場し、お土産に最適の商品。
販売場所:椎葉村物産センター「平家本陣」
豆腐のカリント
そばを打つ要領で造る椎葉伝統のお菓子。国産米油でからっとあげた少し固めのカリント。飽きのこないさらっとした味は全国のお客様に愛され続けている。
販売場所:椎葉村物産センター「平家本陣」、椎葉村地場産品開発(株)
ねむらせ豆腐
生の豆腐を1年以上なにも添加しないで味付けなしで醗酵させると、まろやかな日本版ブルーチーズとも言える仕上がりになる。くせもあまりなくパンにもご飯にも良く合う究極の一品。
販売場所:椎葉村地場産品開発(株)
お問い合わせ
◎椎葉村観光協会
電話/0982-67-3139
◎椎葉村地域振興課
電話/0982-67-3203